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2018.08.01 Wednesday

父を見送りました

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    先日の日曜日、7月29日は父の四十九日でした。菩提寺のご都合で、四十九日法要と納骨は28日に済ませました。

     

    正直に言って、ふっ、やっとここまで来たか、ここまで無事に済ませることが出来たかという心境だったりします。

     

    持病があったとはいえ、今年の2月には雪の中、しかも夜、孫(俺の息子)を塾に迎えに歩いて行ってくれていたんですよね。あれからたっら4ヶ月でした、亡くなるまで。いまだに死んだと思えていないですけどね。

     

    思い返すと7年前の冬、数日前から胸を痛がって医者に診察して貰っていたのですが診察結果は肺気腫。とのことでタバコをやめなさいと。親父はその瞬間にタバコをやめたようです。が、痛い、苦しさが増す。ある夜母から電話があり、お父さんが胸をくるしがっている、来てくれと。速攻で駆けつけると、救急車を呼んでくれと。念のため何度か確認したが、呼べ!と。

     

    救急車って、行き先の病院が決まらないと出発しないんですね。しばらく家の前にいました。車内にいたお袋に後から聞いたところ、いつもの医者?の病院には行きたくない、違う病院に行きたいと駄々をこねて?いたようです。でも、今から思うとこの駄々が大事だった!後の主治医曰く、1日来るのが遅かったら死んでいたかもよとのことでした。

     

    救急車の行き先病院を確認して車で駆けつけました。今でも不思議なんだけど、なんで俺はこの晩は飲んでなかったのだろう。普段なら....

     

    お医者さんの診断は心臓病。左心室に問題があったようです。で、これが亡くなった直接原因なんですよね。でも、びっくりでしたよ。家系にも心臓病の方は知らないし、父も心臓が悪いなんて想像もしていなかったでしょう。

     

    それ以来、元来の持病である糖尿病と心臓病とたたかいながら、何度かは入院したとはいえ、素人目には普通に・元気に(元気になるよう・維持するよう)散歩や食事に気を付けて生活されておりました。まぁ、80歳オーバーですし、歳相応だよね(と思っていました)。

     

    それが、寒い日が続いた3月に胸が痛いと言い出したようなんですよね。予定の通院日だったのかな、その日に病院に行ったら即入院だと。正直に言ってこの時点でも死に至るプロセスとは想像もしていませんでした。患者本人が絶対家に帰りたいと頑張ったのと、主治医の努力で4月に退院できました。がしかし、2週間で病院に戻ることに。その時はしばらく集中治療室でした。G.W.には弟も東京から見舞いに来ました。

     

    集中治療室から一般病棟(とは言えナースステーションの目に前の個室)へ移動してしばらく経った5月中旬に、主治医から話があると。母と本人(親父)と3人で臨みました。病状が安定しているので、このままこの病院での入院は無理だと。長期療養型の病院に移ってもらうと。それらを、父の病状とともの説明していただきました。今日から2週間の検査で決定を下すと。それからは、当病院の地域医療センターと相談してくださいと。

     

    ふーん。また新たな課題が出来ちゃったぞ。

     

    約2週間後には、予想通り、長期療養型の病院への転院を宣言されました。

     

    それから急展開。親父は転院したくなく、信頼している主治医に看取られたかったのか、急激に死に向かって行きました。

    主治医からは「二度と家には帰れないよ。」と本人に伝えられました。本人曰く「俺は二度と娑婆に出られないのか...」

     

    この状況では、会わせたい人に直ぐに連絡して会ってもらった方が良い。今まで制限されていた飲み物も、好きなものを飲ませてあげて、などなど。

     

    この間、葬儀屋さんとの打ち合わせ、納骨堂の契約、あとなんだっけ。非日常の日々が続きます。毎日、朝・昼・晩のお見舞い。声をかけても身体をさすっても反応が徐々になくなる。

     

    いつも気にしていた連絡がとうとう来ました。6月11日。午後11時頃でしょうか。容態が急変したと。お袋に電話をして、着替えて、あとなにかしょたっけ?、タクシーで病院に。残念ながら、病室に着いた時は息を引き取った後でした。

     

    その後の、葬儀打合せなどなど、いま振り返っても正確に時系列に並べられる自信がありません。

     

    とりあえず、四十九日法要と納骨は無事にすませました。これからも、朝の坐禅と般若心経は唱えていこうと思います。

     

    いまはまだ、親父の死の実感がありません。これからじっくりと、親父と話をしたいと思います。

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